交通事故による「むちうち」について
交通事故によるケガで多く見られる「むちうち」は、正式には「頸椎捻挫(けいついねんざ)」や「外傷性頸部症候群」などと呼ばれる症状です。衝突時の衝撃で首が鞭(むち)のようにしなり、その際に筋肉や靭帯、神経が傷つくことで発症します。
特徴的な症状
むちうち症は、事故直後よりも数時間〜数日後に症状が出ることが多く、以下のような特徴があります。
- 頭痛
- 肩や背中の張りや痛み
- めまい、ふらつき
- 吐き気
- 手や腕のしびれや脱力感
- 倦怠感や集中力の低下

症状には個人差があり、「大したことがない」と思って放置すると、悪化や長期化を招く恐れがあるため、早めの対応がおすすめです。
想定される合併症・判別すべき疾患(一例)
むちうちの際には、以下のような疾患や重篤な損傷の可能性もあり、慎重な鑑別が重要です。
- 頸椎骨折や脱臼
- 脊髄損傷
- 脳震盪や頭部外傷
- 椎間板ヘルニア
- バレー・リュー症候群
これらの疾患を見落とさず、整形外科での画像診断や医師との連携が不可欠です。
基本的な治療方針
むちうちの治療では、患部をいたわりながら症状の改善と回復を図り、安心して日常生活を送れるようになることを目的とします。
■ 急性期(受傷〜2週間)
安静・頸部の固定、アイシング、(医師の指示のもと、鎮痛薬や湿布の使用)
■ 亜急性期(2週間以降)
手技療法、温熱療法、電気療法、ストレッチや運動療法
■ 慢性期
筋力バランスの調整、姿勢の改善指導、生活動作のアドバイス
当院では、症状の進行具合を見ながら、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案しております。
考えうる後遺症
適切な治療を受けなかった場合や損傷の程度が強かった場合などに、以下のような後遺症が残ることがあります。
- 慢性的な首・肩の痛みやこり
- 頭痛の頻発
- 自律神経失調(不眠、めまい、動悸など)
- 気分の落ち込み、集中力の低下
- 天候に左右される体調不良(気象病)
こうした症状は「気のせい」ではなく、むちうちが原因であることも少なくありません。
早期のケアと継続的な施術・セルフケアが、後遺症を防ぐカギとなります。
当院の治療の特長
- 整形外科医と連携した施術体制
- 予約制での丁寧なカウンセリング
- 一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術
よくある質問(FAQ)
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保険は使えますか?
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自賠責保険などの適用が可能です。詳細はお問い合わせください。
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病院との併用はできますか
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可能です。当院では病院との併用治療を推奨しています。
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通院頻度はどれくらいが良いですか?
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初期は週2〜3回、その後症状に応じて調整します。
交通事故後の対応フロー
- 警察に連絡して事故証明を取得
- 医療機関での受診・診断書の取得
- 保険会社への連絡
- 当院へご相談・施術の開始
患者様の声・症例紹介
『事故後2日ほど経ってから、首や肩の痛みと頭痛がでてきてしまいましたが、通院2週間ほどでだいぶ楽になりました!(40代・女性)』
『夜も眠れないほどの肩が痛かったですが、かなり良くなり日常生活が快適になりました。(60代・男性)』
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