"痛み"だけではない。むちうちの合併症とは?

むちうちは診断書には【頸椎捻挫】と記載されることがほとんどですが、一般的には首(頸椎)の筋肉や靭帯の損傷を指します。

この状態は主に交通事故やスポーツなどでの外的な衝撃により発生します。むちうちの主な症状は一時的な痛みや不快感ですが、場合によっては以下のような合併症を引き起こすことがありますので注意が必要です。

1. 慢性的な痛み

むちうちが適切に治療されない場合、首だけではなく肩や背中にまで、慢性的な痛みが続くことがあります。

2. 運動範囲の制限

首の可動域が制限され、日常生活に支障をきたすことがあります。

3. 神経障害

頚椎周辺の神経が圧迫されることなどにより、腕や手にしびれや痛み、筋力低下が生じることがあります。

4. 頭痛

首周辺の筋肉が硬くなることにより、緊張性頭痛や片頭痛の引き金になることがあります。

5. めまい

筋の硬さや血行不良などから、めまいや耳鳴りを感じることがあります。

6. 感情的な影響

痛みやそれに伴う生活の変化から、うつ症状や不安感を引き起こすことがあります。

7. 不眠

痛みや不快感によって睡眠障害が生じることがあります。

8.自律神経の乱れ

首周辺の筋の緊張が自律神経を乱れさせることがあります。

むちうちの治療や管理は、個人の症状や状態によって異なるため、早期に専門医の診断を受けることが重要です。適切な治療やリハビリテーションを行うことで、合併症を予防できる可能性があります。

当院では、整形外科医と連携を行いながら、むちうちによるお悩みからの早期回復を目指しております。

お悩みの方はお早めにご相談ください。