パーキンソン病について
パーキンソン病(PD)は、65歳以上の有病率は1/100人とされており、神経変性疾患の中でも認知症に次ぎ、今後も増加傾向にあると言われています。
100人に1人ですとデイサービスなどの施設に1人や2人はいると思います。
そのくらい最近では目立つ疾患だと感じています。
病態
中脳黒質のドパミン神経細胞が変性する神経変性疾患で,錐体外路症状が目立つ運動障害疾患です。
ドパミンとは神経の伝達をやりとりする物質です。
その神経をやりとりする物質が少なくなったりなくなったりしたらどうなるのでしょうか。
症状
無動
PD特有の症状です。運動を切り替える際に出る症状で、歩行の開始の際にすくみ足になる。
固縮
筋肉の緊張が強くなります。速度や方向に影響を受けません。手首の緊張が出やすいです。
振戦
安静時振戦(じっとしていて指先が震える)姿勢性振戦(手を前に伸ばし手の間を大きく開く)
姿勢障害
PDはアルツハイマー病と違い、脳の萎縮はないのでMRIやCTなどの画像所見では確認できません。
さらには進行性の疾患ですので、
気になる症状が出ていましたら脳神経内科の受診をお勧めいたします。